先週まで連日ご紹介してきた小説はこの本でした。
タイトルは『かぼ』です。 (そのままですね^^
vol 1で書いた、 「天使のささやき」について、エピローグで『かぼ』が説明しています。
たとえば、自分はもうダメだと絶望して、精根尽き果ててぺしゃんこになってしまうことは、誰にでもある。
でも、ちょっと時間が経つと、ふといいアイデアが浮かんだり、なぜだか気持ちが前向きになったり、再び立ち上がる元気が湧いてきたりするだろう?
そういう経験はあなたにもきっとあるはずだ。
そういうのも、天使がちゃんと仕事をしてるっていう証なんだ。
天使はいつだって君にささやいている。
ささやくと言っても、実際に音声としての声が聞こえてくるというのとは、ちょっと違う。
天使がささやくとき、それは本心とか良心として君に伝わってくる。
ある考えを抱いたときにはとっても嬉しくなるし、別の考えをもったときにはなぜかやましい気持ちになる。
それが天使の声だ。
自分でもホレボレしてしまうようなステキな考えがふと浮かんでくることは、あなたにもあるだろう?
そんなとき、きっと天使が君にささやいている。
君がひとりで苦しんでいるようなとき、周りのみんなが離れていってしまったようなとき。
そんなときこそ、天使は、必ず誰よりも君の近くにいる。
君を絶望させたまま放っておくだなんて、天使には耐えられないことなんだ。
だから、どんなときにも、希望を失っちゃいけないんだ。
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明日は『かぼ』最終回です。
この本の100pに『かぼ』がこんなことを言っています。
『「人間は、幸せになるために生まれてきた」なんていうことを言う人がいるよね。
幸せになることが人生の目標なんだ、って・・・
ボクは違うと思うね。
もしそうなら、真面目に一生懸命に生きて、でも病気や事故で不幸な亡くなり方をした人たちの人生はなんだったんだろう、って思わないかい?』
と、こんなことをいっています・・・
3月11日を思い返してしまいます。
では、人は何の為に生まれてきたのでしょう?
これは古今東西、哲学においても永遠のテーマですね^^
この本は小説です。(念のため^^
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