SF小説

近未来の出来事

2040年12月某日、新聞の朝刊一面に「物質にも潜在意識がある」ことが明らかになった!

という記事が載りました。

 

ある男はビックリして記事を熟読しましたが、すぐに「まあそんなこともあるだろうな」と落ち着きを取り戻しました。

 

この男は買物に行ってお店に入ると、決まってそのお店の雰囲気でその店が繁盛店かどうか見分けがつきました。

初めて入ったお店でも、普段の経営状態がどうかということまで分かってしまうのです。

 

この男は、自分がそれを分かるのは、そのお店の「店員の意識」を感じていて分かるのだと思っていたのですが、今日のニュースを見て「お店自体の意識」も同時に感じていたのだという事に気づきました。

 

この男は、骨董品を扱うお店を経営しています。

お店に特別上等な陶器が入荷すると、決まって贔屓にしてもらっている上顧客に買ってもらおうと、その商品を店頭には出さずに奥に隠しておくのですが、程なくその買ってもらいたいと思っていたお客様がご来店され、喜んで買っていくそうです。

 

この事についても、男は「自分の気持ちが通じたから」だと以前は思っていたのですが、今回のことで、「この陶器自体の意識」も同時に関係していたのだと知りました。

 

この男は、自分が生きている人生の中で多くの不思議な事が解明されていくたびに、とてもワクワクしていました。

 

そういえば、この男がまだ学生だった2015年に地球外生命体がアメリカで確認されてから、まだたったの25年しかたっていないのに、今ではこの男の顧客は半数以上が宇宙人でした。

 

振り返ると、2010年~2040年の間は地球が誕生して以来、一番急速に地球環境が変化した30年になりました。

 

 

おしまい

 

 

 

今日は即興(即席^^)SF小説でした。

 

 

 

 

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宇宙人は骨董品がお好き?^^//

 

もっと先の25世紀のお話もありますが・・・(笑

 

なかよし弁当シェフ店主(元銀座ホテル総料理長)

お店の裏の顔 ^^
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ご近所の「青毛堀川」の桜
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ご近所の「青毛堀川」の雪
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(お隣)青葉グランド
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けやき通り
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