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ドイツのある王様が、誰も見ていない夜中に、市街の真ん中へ、そっと大きな石を
置いて帰城した。
翌朝、酔っ払いの軍人が、その石につまずいて、倒れて頭を打った。
「だれだい、こんな往来に石を置いたやつは。ばかやろう、気をつけろ」
さんざん、悪口を言って立ち去る。
しばらくして、馬でかけてきた紳士が、間一髪で大石につきあたろうとして、立ち
止まった。
「ああ危ない。もう少しのところで、この石にぶつかって死ぬところであった。いた
ずらするにもほどがある」
ブツブツ小言をいって去ってゆく。またしばらくすると、1人の農夫が、荷車を引
いて通りかかった。
「なんだい、こんな大きな石を置いて。危なくて通れやしないじゃないか」
不平たらたら、石をけって通り過ぎた。
かくして、誰一人、この石を取り除く者はいなかった。
一ヵ月後、王様は、市民をその広場に集めて訓示した。
「実はこの石は、私が置いたのである。しかし今日まで、だれ一人として公益の
ために取り除こうとする者はいなかった。
これは私の治政の欠陥だろう。今日この石を、私が取り除こう」
王様みずから、石を動かした。
するとその下に袋があった。
その袋には『この石を片づけた者に与える』と記してあった。
その袋の中には宝石と金貨二十枚が入っていたという。
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東日本大震災を受けて、
日本がこれからの新たな世界をつくるために、その「旅立ちの時」がまさに今かもしれません。
ここでの王様の石は、今で言うと何にあたるのでしょうか?
今まではこのような石があっても誰も見向きもしなかったけれど、その石をみんなで片
づけようという動きがあります。
この石を動かすのは王様ではなく、ここでいう軍人、紳士、農民、今この時代において
は全国民なのでしょう。
報酬?はだいぶ先になるかもしれませんが、今は1人1人が「与える事で豊かになる」と
いう気持ちの豊かさを報酬にして顔張っていけたらいいですね!
昨日もなかよし弁当にご来店いただきまして、ありがとうございました。
感謝しています。
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さてさて、
実は今日の本題はここからなんです^^
今日はこの動画を紹介したかったのです。(長い長い前振りですいません^^;
『東日本大震災によせて』
9分39秒、お時間のある方は是非!
クリック ↓
http://www.youtube.com/watch?v=TDy_6ya89q4
≪のっくんセラピー≫
「人がしゃべっているんじゃなくて、命がしゃべっているんだね」
それいいね~^^//
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