黒澤 明監督作品の名作です。
3時間を超す長編ですが、時間を感じさせません。
野武士が野盗化していた戦国時代を舞台に、貧しい百姓たちが侍を雇い、全力をあげて野武士の群から村を守ろうとする姿を描く。
・・・とストーリーはこの位にしておきます^^
このDVDのジャケット「三船 敏郎」さんです。
なんだか凄いですよね^^
このジャケットを見ただけで、私の好みじゃない!という方、その気持ち分かります^^
こんな、戦国時代に興味はない!争いごとも好きじゃない!男臭い感じも嫌!
分かります^^
なので、オススメはしません。
僕も普通であれば、手にしない映画です。
黒澤監督作品も今回初めて観ました!
あるきっかけがあって、この映画にたどり着きました。
僕の感想だけ書き込みますね^^
この映画の前半に、百姓たちが七人の侍を集う過程が描かれています。
その侍がひとり、またひとりと仲間を増やしていくプロセスが面白いです。
あ~、仲間ってこうやって見つける(増やしていく)のか・・・・と思いました。
最初の1人は百姓の志しに感銘を受けて、命を落とすかもしれない仕事を引き受けます。
2人目は、その最初の1人目の侍(リーダー)からスカウトされ、こう言って仲間になります。
「わしは、百姓を助けるというより、おぬしの人柄に惹かれて付いてまいる」
という感じで7人集まります。
報酬は腹いっぱいのご飯です!(使命は村を野武士から守るという、命がけの仕事)
まさに、これ→ 「物差しよりも志し」です^^。
決して、損得ではない決断がそこにあります。
お金でなく、志しで集まる人の絆が描かれていきます。
7人の侍が村の百姓たちのモチベーションを上げる場面も随所にみられますが、これなんか、まさに現代にいう「コーチング」そのものです(笑
ラストシーンのセリフです!
「戦いにおいて勝者はいない」
戦っている(争っている)時点でもう勝者は存在しないということ?
敗者は奪われ、勝者も傷つく・・・
争いは敗者しか生まない!
この映画、
見方を変えるとたくさんの学びがあります。
人それぞれ・・・
仲間を探している方。
人を育てたいと思っている方。
チームの方向性を試行錯誤している方。
適材適所に人を配置したいと悩んでいる方。
「lose lose」 「win lose」でなく「win win」を築きたい方。・・・等等
もちろん普通に観ても、楽しめるのは言うまでもありません^^
昨日もなかよし弁当にご来店いただきまして、ありがとうございました。
いつも感謝しています。
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何故か、この映画を観て、昔話の桃太郎の話を思い出しました^^;
「桃太郎」と「犬」と「サル」と「キジ」と・・・なんだっけ^^
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